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​呼吸の改善

なぜBODY LABOは呼吸を大切にしているのか

「ターンアウトを良くしたい。」
「足裏を強くしたい。」
「プリエやルルベを安定させたい。」

このような悩みを改善するために、多くの方は股関節や足部のトレーニングから始めます。

もちろん、股関節や足部を鍛えることはとても大切です。

しかし、BODY LABOではその前に**「呼吸」**を大切にしています。

その理由は、股関節や足部が本来の機能を発揮するためには、姿勢制御と重心コントロールという土台が必要だからです。

反り腰やスウェイバック、肋骨が開いた姿勢などでは、重心を効率よくコントロールしにくくなり、股関節や足部が過剰に頑張る代償が生じやすくなります。その結果、ターンアウトやプリエ、ルルベなどの動作も安定しにくくなることがあります。

呼吸は、横隔膜をはじめとする体幹の深層筋が協調して働くことで、姿勢制御や重心コントロールを支える重要な役割を担っています。

つまり、BODY LABOでは

呼吸 → 姿勢制御 → 重心コントロール → 股関節・足部 → ターンアウト → バレエ動作

という流れを大切にしています。

遠回りに感じるかもしれませんが、土台から整えることが、結果的に美しく安定したバレエ動作への一番効率的なアプローチになると考えています。

※なお、ターンアウトや姿勢には筋力・柔軟性・関節形状・運動学習など複数の要因が関わります。呼吸はその土台を支える重要な要素の一つとして位置づけています。

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​呼吸の基礎エクササイズ

​ビュテイコ呼吸法

呼吸が整っていない場合は、一般的には体の緊張により過呼吸状態になっている場合がほとんどです。ストレスなどの要因ももちろんありますが、アスリートの場合は筋疲労や動作不良も呼吸の質を低下させてしまいます。

体に取り込む酸素の量が多いことは一見良い事のように感じますが、健康状態やパフォーマンスを向上させるためには呼吸量を減らすことが必要になります。たいていの方は適正量の2〜3倍は多く呼吸していると言われています。以下の項目をチェックしあてはまる場合は呼吸過多の傾向があると言えます。

  • 日常生活で口呼吸をしていることがある

  • 眠っているときに口呼吸をしていることがある(朝起きたときに口の中が乾いている)

  • 眠っているときにいびきをかく、または呼吸が止まる

  • 自分の呼吸を観察したとき、お腹の動きよりも胸の動きのほうが大きい

  • 慢性的なため息

  • 安静時に自分の呼吸音が聞こえる

  • 鼻づまり、倦怠感、ふらつき、めまいなど、呼吸過多が原因と考えられる症状がある

まずは、呼吸そのものにアプローチして、呼吸の吸いすぎを抑制します。最初は難しいかもしれませんが、丁寧に正確に行なうことでしっかりと効果を発揮できます。またトレーニング時のベースの呼吸となります。

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​チャイルドポーズ

背部の緊張が起きない姿勢で呼吸へのアプローチを行います。

まずは背筋に力が入らない(身体を反れない)姿勢を取って呼吸をします。この姿勢は息が吸いづらく、吐きやすい状態になります。普段から息を吸いすぎてしまう方はこのようなポジションでの呼吸エクササイズが有効と言えます。

ブリージング ​90/90ヒップリフト

90/90ポジションでの呼吸は、腹筋群・ハムストリングス・殿筋群に刺激を入れながら呼吸を行ないます。適切な姿勢保持や歩行ではもちろんですが、腹部と大腿部を同時に使うことはダンサーにとっての基本の土台でもあります。内腿・もも裏は機能していても腹部と同時に使えていないケースは非常に多く、反り腰がその代表です。このエクササイズで同時に活性を行なっていきましょう。

​ブリージングキャットポジション

キャットポジションは、チャイルドポーズなどと違い股関節が自由に動く位置にいます。90/90ヒップリフトでのもも裏と腹部を思い出し、骨盤の安定も意識しましょう。今までのエクササイズ同様、背中の緊張を出さずに、腹筋・前鋸筋を働かせながら呼吸を行ない、深い呼吸を促します。

強度も少し上がりますので、呼吸の吐く力などを感じやすくなるエクササイズであり、肩・肩甲骨の安定性にも寄与します。

​コントラクション

頭・胸郭・背骨・骨盤の位置に注意し、体全体を適切にコントロールします。各部の位置が適切であれば地面からの反発で背骨の伸びをイメージすることができます。

正しく深い呼吸ができるポジションこそ、各部位が適切に機能しているポジションになります。

今までのエクササイズ同様にこの立位のポジションで適切な呼吸を促せるようエクササイズを行なっていきましょう。壁などの支えなく行えるのが目標ですが、難しい場合は動画のように壁を使い練習してみてください。

最後に。

呼吸エクササイズの目的は、呼吸を上手にすることではありません。

呼吸を通して姿勢制御と重心コントロールの土台を整え、股関節や足部が本来の機能を発揮しやすい身体をつくることが目的です。

一度で大きく変わるものではありませんが、継続することで身体の使い方は少しずつ変化していきます。

このページで身につけた呼吸は、これから取り組むすべてのエクササイズやバートレーニング、センターレッスンの土台になります。

呼吸を「特別なトレーニング」として終わらせるのではなく、日々のレッスンやエクササイズの中でも意識しながら実践してみてください。

土台が変わることで、その上に積み重ねるすべての動きの質が変わっていきます。

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