バレエ上達のヒント「テンセグリティー」
- 7月9日
- 読了時間: 3分
tension=張力 integrity=圧縮
を組み合わせた言葉「テンセグリティー」
身体は骨だけで支えられているのではなく、筋肉・筋膜・靭帯・腱などが
全身で張力のバランスを保ちながら機能しているという考え方です。

「もっと伸びて!」と言われる理由
バレエでは、「もっと伸びて」「遠くへ」と指導されることがよくあります。
これは単に見た目を美しくするためだけではありません。
動きの中でも頭・腕・脚がそれぞれ遠くへ伸び続けることで、全身の協調性を引き出し、効率よく身体を使うための大切な考え方です。
BODY LABOでは、このイメージを**「遠心リーチ」**と表現しています。
テンセグリティとは?
テンセグリティ(Biotensegrity)は、身体のつながりを理解するための概念モデルの一つです。
もともとは建築家 バックミンスター・フラー が提唱した構造理論から発展し、その後、整形外科医 スティーブン・レヴィン が人体へ応用したことで「バイオテンセグリティ」という考え方が広まりました。
身体は骨だけで支えられているのではなく、筋肉・筋膜・靭帯・腱などが全身で張力のバランスを保ちながら機能しているという考え方です。
※現在も研究が進められている分野であり、身体を理解するための有力な概念モデルの一つと考えられています。
遠心リーチとの関係
遠心リーチとは、
身体の中心から頭・腕・脚がそれぞれ遠くへ伸び続ける運動イメージです。
ただし、遠くへ伸びようとするだけでは十分ではありません。
その土台となるのが正しいアラインメントです。
アラインメントが崩れた状態で無理に伸びようとすると、全身へ分散されるはずの力がうまく伝わらず、一部の筋肉が頑張りすぎてしまうことがあります。
例えば、
太ももに力が入りすぎる
背中や腰が過剰に緊張する
首や肩が力んでしまう
といった代償動作につながることがあります。
バレエで大切にしたいこと
グランプリエやルルベ、アラベスク、ピルエットなど、どの動きにも共通しているのは、
「正しいアラインメントを保ちながら、全身がそれぞれ遠くへ伸び続けること」です。
一部分だけで頑張るのではなく、全身が協調して働くことで、より安定した動きや無理の少ないアンデオールにつながります。
まとめ
テンセグリティは、「全身はつながっている」という考え方を理解するための一つのヒントです。
そして、その考え方を実際の動きへ落とし込むためのイメージが遠心リーチです。
アラインメントを整え、全身が協調しながら遠くへ伸び続ける。
この意識が、バレエの動きをよりしなやかで効率的なものへ導いてくれます。

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